the fall of troyのアルバム
『doppelganger』を
エンドレスで聴きまくる程
ハマっていました。
10年前くらいです。
かなり中毒性のあるアルバムであると
個人的に思っていました。
今あらためて聴いてみたら
やっぱり中毒性があるなと
再認識しましたw
その思いを乗せて
このアルバムに
ハマりまくった理由を紹介します。
この記事について
- the fall of troyのアルバム『doppelganger』に
どっぷりハマった理由を紹介します - 個人的な独断と偏見によるレビューです
はじめにサクッと
アルバム情報を紹介しておきます。
・アメリカのマスコアバンド、
The Fall of Troyの2番目のスタジオアルバムで
2005年8月16日リリース。
・曲リスト:
1. I Just Got This Symphony Goin'
2. Act One, Scene One
3. F.C.P.R.E.M.I.X.
4. "You Got a Death Wish, Johnny Truant?"
5. Mouths Like Sidewinder Missles
6. The Hol[ ]y Tape...
7. Laces Out, Dan!
8. We Better Learn to Hotwire a Uterus
9. Whacko Jacko Steals the Elephant Man's Bones
10. Tom Waits
11. Macaulay McCulkin
the fall of troy『doppelganger』にハマりまくった理由
このアルバムに
ハマったエピソードを
大きく4つにわけて紹介します。
1.これ聴くと何故かスッキリしていた
2.音楽的な観点で心にささったポイント
3.好きなバンドのニュアンスを独自進化させていると感じたから
4.このアルバムの中で「特にお気に入りの曲をあげよ」といわれたらこの曲を挙げる
1.これ聴くと何故かスッキリしていた
・DJENTではないバンドが生きていた!
と実感したアルバムだった
このアルバムに
初めて出会ったのは
2008年だったと思います。
アルバムがリリースされてから
3年は過ぎていたので
リアルタイムで聴いた
って訳ではありません。
当時のメジャーグラウンドはDJENT系バンド一色だと思っていた
2008年、当時の自分は
メジャーグラウンドで輝いている
ハードなバンドは
ほぼほぼDJENT系のバンドである
と思っていた状況でした。
どこか
DJENT一色な感じがしていて
少し面白みもなく
もの寂しくなっていた感覚もありました。
といっても
DJENT系のバンドで好きなグループも
もちろんいますので
DJENT系が嫌だっていう
話ではありません。
ただ単に
DJENT一色な感じに
思えていた事で
どこかつまらないなと
勝手に思っていただけです。
DJENT系に負けないパワーを見つけた
そんな中、
ひたすらにアーティスト探索をしているうちに
このアルバム「F.C.P.R.E.M.I.X.」を
聴くことになりました。
衝撃とどこか嬉しさを感じました。
この曲には、
DJENT系でイメージする
整合感というよりも
むきだしの生々しい音が
鳴っていました。
取りつかれたかのようにハマっていった
その瞬間、
「まだこんなイキイキしたバンドが
いきているんやな!!!!」
とか思いましたし、
かなりテンションが上がりました。
それから3カ月から5カ月にわたって
毎日ヘビーローテーションで
聴きまくりました。
これでもかっていう位にです。
2.音楽的な観点で心にささったポイント
・ちょっとクサいとこが病みつきになるメロディ
・わがまま過ぎるギターワーク
・かなりぶっとんでいる歌いまわし
ちょっとクサいとこが病みつきになるメロディ
前提として
このアルバムは洋楽なので
歌詞の意味はわからないです。
その上で私が感じた事は、
- アルバム曲それぞれで
ギターキッズが好きそうな
クサいメロディがちりばめられている - でもどの曲も、ほぼ攻撃的
- 吐き出される攻撃性が
曲それぞれで
ちょっとずつ戦法を変えてるから
聴いていて飽きない - いっけん、曲の進行上で
意味があるのかわからないメロディラインで
曲の展開を自由に変えまくっている
全般的に
クサいメロディ感が
ただよっているのが
逆にやみつきになっていました。
そして
曲の展開が
『自由』で『面白いくらい自然に変化する』ので
プログレ好きの自分の心に
刺さるしかなかったですw
わがまま過ぎるギターワーク
個人的に、
このバンドはギターバンドだと思っています。
といっても
それと一体化している
ドラムとベースも
凄いことになってます。
曲の展開において
きりくちになっているのが
ほぼギターです。
そのきりくちとなる
ギターワークが
もうわがままなんですw
むかし好きだったギタリストの匂いを感じた
例えると、
ギターヒーローに憧れまくった
新世代のギターキッズの純粋な叫びが
吐き出されている。
しかもちょっとマニアックなので、
テクニカルなハードロックギタリスト好きには
たまらないです。
- ダグアルドリッチ
- ジェイクEリー
- ヌーノ
などが好きな方には
かなりどストライクかもしれません。
現代版に進化させたギターワーク
それを現代版にまで
進化させているギターテクニックがあります。
また、
全体的に曲のスピードが適度に速い。
早すぎず普通すぎず、
でもやたらと忙しいって感じです。
凄いマニアックな
テクニカルギターキッズっぽい雰囲気で
心を揺らすメロディを
抑えているのも
ハマったポイントでした。
かなりぶっとんでいる歌いまわし
・基本的にはAt the drive-inのセドリックのような声(美声)
・スクリームボイス(突発的にぶっとびだす)
・当たり前に変拍子でボーカルを入れてくる
・この歌い方でよく喉つぶれないな。
オジーオズボーンのような
カルトちっくな世界観を
漂わせながらも
美少年が感情的に叫び
純粋に歌い上げている。
そんなイメージです。
正直いって
エネルギー底なしか!
って思うと同時に
感情むきだしなバンドが
2000年代にもちゃんと居るってところが
どこかしらホッと安心できた
ポイントでした。
DJENT系もカッコいいと思っているけども
ほら、DJENT系って
何だかんだいって
- 「オシャレな感じ」
- 「圧倒的に冷静」
- 「営業的なスポーツ感」
が充満してたりして
どこかベールに包まれた感覚に
思えたりしませんか?
決してそれが良くないとか
言っている訳ではないです。
むしろストイックで
カッコいいと思っています。
エモーショナルな歌いまわしに心から魅了されました
ですが、
fall of troyのボーカルからは
人工的に設定された
デジタルなイメージとは程遠い。
ベールを取り払った
むきだしなイメージが
心にささりました。
好きなバンドのニュアンスを独自進化させていると感じたから
・at the drive-inのエモな部分
・CONVERGEの泥くさいハードコア
・1980年代のテクニカルなハードロックギタリスト風
大きくその3つが
融合したものだと解釈しています。
どの要素も
自分がギターキッズ時代に観た
ヒーロー像の一つ一つであり、
心にささらざるを得ないです。
しかも
ただ過去の作品を
模倣しているだけではなく、
それらを消化したギターキッズが
独走しているような感覚にも思えました。
こんな事を純粋にできたらいいな!
と思わせてくれる
ヒーロー像を感じることができたんです。
このアルバムの中で「特にお気に入りの曲あげよ」といわれたらこの曲を挙げる
どんなアーティストのアルバムも
数曲は捨て曲と感じるものが
ある気がします。
しかし
このアルバムは
ほぼほぼ捨て曲がないです。
ということで、
このアルバムで
特に好きな曲をさくっと記載しておきます。
1位 F.C.P.R.E.M.I.X.
2位 Mouths Like Sidewinder Misssles
3位 Act One,Scene One
4位 "You Got A Death Wish, Johnny Truant?"
5位 We Better Learn To Hotwire A Uterus
6位 I Just Got This Symphony Goin'
これらの曲は必聴だと思います。
特に
1位の『F.C.P.R.E.M.I.X.』に関しては、
2位以下を大きく突きはなす位の
思い入れがあります。
最初に
The fall of troyに出会ったのも
この『F.C.P.R.E.M.I.X.』を聴いて
ハマったのがきっかけでした。
さいごに
今回は、
ちょっとマニアックな
アルバムを紹介しました。
ハードロック好きで
エモ・スクリーモも興味がある方には
おすすめできる作品だとおもいます。