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爆音ギターのスピーカーに耳をあて一瞬落ちていた相方を見た感想|耳は大事です

音楽にかける情熱も
人それぞれです。

ギターを爆音で鳴らす人も
多いのではないでしょうか?

今回は
私がバンドスタジオでみた光景で
ちょっと特殊な出来事に遭遇したのですが。

その出来事について
紹介するとともに
ちょっと気をつけた方がいいな
と思ったことがありました。

それについて
解説していきます。

このときの状況

  • ギター二人でバンドスタジオに入っていた時の出来事
  • 演奏する曲はフリー
  • 音楽を楽しむだけの目的(自己満)

特殊な出来事について:

相方のギタリストが
ギターを爆音で鳴らしてた所、
みずからスピーカーに耳を近づけ、
そして一瞬落ちていた。

それを隣で見ていた私の感想は3つ:

  • どうしてそうなった?!
    (なしたん?!)
  • 身を削ってるな!
  • ちょっとクスっとなってしまった

上記について、
彼の音楽に対する
スタンスや特徴を
私なりに分析します。

そして最終的に、
楽しむこと」と「難聴」について
思う事も紹介します。(大切な事です)

では、いきましょう。

爆音ギターのスピーカーに耳をあて一瞬落ちていた相方を見た感想

相方がそんな感じで
落ちていた時に思ったことは以下。

  • どうしてそうなった?!
    (なしたん?!)
  • 身を削ってるな!
  • ちょっとクスっとなってしまった

順に説明します。

どうしてそうなった?!(なしたん?!)

正直なところ。

初めに思ったことは
ごく当たり前の事でした。

・「どうしてそうなった?!」
いったい何がどうなって、
爆音が出ているアンプスピーカーに
耳を近づけたのか?

・「なしたん?!」
どんな経緯で、
自らの大切な耳を
爆音がでているアンプスピーカーに
近づける動機になったのか?!

以上のような
シンプルな疑問でした。

後から、
彼に経緯を聞いたところ。

(彼といっても私より6歳年上)

  • 気持ちが盛り上がってしまった。
  • もっと近くで音を感じてみたかった。

わかっていました。

彼がそのような
特殊な情熱の持ち主であることは、
当の昔から知っていました。

(かなり純粋な人なのです)

身を削ってるな!

とはいえ
一瞬でも気を失っていたのを
私は隣で見てしまったわけです。
(かなり焦りました)

彼自身は
特に問題ないと
主張したところで、
彼の聴覚に及ぼす影響が
どれほどのものなのかすら
わかるはずもないのです。
(彼も私も無知なのです)

ちょっとクスっとなってしまった

心配したと同時に
私はもう一つの感情がありました。

「クスっ(苦笑)」
苦笑いと面白さの混じった
感情でした。

しかたありません。

展開が早すぎて
もはや何かのネタなのか?
とすら思えたレベルでした。

突然、
爆音で鳴っている
アンプのスピーカーに
耳を近づけたと思いきや、
いっしゅん気を失っているのですから。

普通の人は
そんなことしないでしょう。

彼ならではの
身体を張ったネタなのかと思ってしまうと
「クスッ」となるのもしょうがないと
思えました。

相方の音作りに関する特徴

私から見た
相方の特徴については
以下であると思っています。

  • ギターの音作りは
    どうやっても爆音になっている
  • 情熱的な人
  • アンプの音量をしぼれない人
  • ボーカルが埋もれなければ
    ギターは爆音でオッケイとしている

ギターの音作りはどうやっても爆音になっている

彼のギター歴は、
当時で5年くらいだったと思います。

彼の好きなバンドは
私の知らないような
オールディーズ系ジャズでした。

ところが
彼がギターを弾いている時は、
オールディーズ系ジャズとは程遠く
どちらかというと
爆音の『カートコバーン』でした。

色々とアンプのつまみを
いじり倒したとしても
最終的には爆音なのです。

そういった点も
彼の魅力を押し出すひとつであると
感じていました。

情熱的な人

彼との出会いはLIVE会場でした。

私が出演していたLIVEの
対バン相手のギターボーカルで、
彼をはじめてみた時は衝撃でした。

ローランドのJC120(ギターアンプ)で
衝撃的な轟音でギターを
鳴らしていたので
一瞬で注目していました。

エフェクターなしで
ギターからアンプへ直結ってのも
興味をそそりました。

その日出演の
どのバンドよりも
情熱的で
純粋だと感じた音楽を
演奏していました。

話を聞くと、
当時彼のギター歴は
1年くらいだったこともあって
なおさら驚きました。

アンプの音量をしぼれない人

その出会いをきっかけに、
彼とはスタジオに入る事も
多くなりました。

そんな中、
私は彼の音作りに関して
以下の特徴があると感じました。

・爆音ギターを闇雲に好んでいるのではなく

アンプの音量をしぼれない人なのでは

そのような仮説をもとに
彼に対して
アンプセッティングについて
尋ねたこともありました。

ソウゴ
あなたのギター音が爆音で
空間を埋め尽くしているから
他の楽器が入る余地がない。

もう少し音量をしぼってくれないか?

彼の答えは以下でした。

「これ以上
アンプのボリュームを下げたら
音のパワーがなくなるから下げれない」

うん。

そのような答えが返ってくるのも
わかっていたような気がしました。

要は、
彼のギター音に関しては、

  • パワー重視
  • 音の立ち上がり
    (最初のアタック感)が
    損なわないような音
  • キンキンにハイが効きまくっている
  • 耳が痛くなる音

以上。

結果的にそれが
『生々しい音』と捉えられるような
『アナログちっくな美徳』として
彼の方向性を定めているのではないのか
と感じました。

ですが、
エレキギターでアンプを通す時点で
アナログ音ではないのです。

デジタル音なのです。

いうならば、

超高ワットのアンプを
持ってきたら解決する方法論。

その代償として、
有限な音空間を
ギター一本で占有し
他の楽器の侵入を許さない状態。

ってな感じで、
どうしてもアンプの音量を
しぼれない状況のようでした。

ボーカルが埋もれなければギターは爆音でオッケイとしている

彼はボーカルでもあります。

そして声量も結構すごくあるので
ちょっとした爆音ギターでも
彼のボーカルは掻き消えない。

つまり、
彼くらいのギター音量は
一般的に許容されているものだと
錯覚していたようです。

しかし、
それは間違った解釈であり。

その錯覚に至った要因は
以下でした。

彼のボーカルがギターに埋もれない理由は:

・彼自身がボーカルを入れる瞬間は
彼が爆音ギターをかき鳴らしていなかったから、
おのずとボーカルが通る。

シンプルでした。

このような経緯から、
彼の爆音ギターが
形成されたのだと考えました。

相方のギター音について、もう一度冷静に考えてみた

総合的に私が出した答えは以下。

  • インストなのでまぁギリギリセーフかな
  • 正直楽しいのでオッケイだとは思った
  • スタジオ練習だったのでセーフ
  • ライブでもどこでも
    情熱を伝える事を優先するなら
    トライする意味は0ではないと思った
  • 楽しむことと難聴の
    どっちをとるのかについての結論

インストなのでまぁギリギリセーフかな

当時、
私が彼とスタジオで演奏していたのは
ボーカルバンドではなく、
ボーカル無しのインストでした。

ってことで、
爆音ギターが
ボーカルを消すことも無いので
・ボーカル泣かせな状況は回避できる
という観点でみると
『ギリ、セーフかなぁ』
とは思いました。

正直楽しいのでオッケイだとは思った

正直楽しい
と感じたポイントは以下。

  • 相方が爆音ギターを鳴らして
    満足できるならばOK
  • とつぜんスピーカーに耳をあてて
    「いっしゅん気を失う」といった
    身体を張ったネタを見れた
  • 情熱をだすためには
    爆音ギターが必要ならばしょうがない
  • その相方の本気ギターを感じながら
    演奏した方が当然楽しい

以上の理由で、
総合的に私が楽しいと感じたのでOK
と思いました。

もちろん私は
彼の爆音ギターが
届きにくい所に
ポジショニングしてます。

スタジオ練習だったのでセーフ

スタジオでの出来事だったので、
まぁセーフだと思います。

全力で音を楽しむ目的で
やった結果ということでしょう。

ただし、
ちょっと色々と危機感を感じた私は彼に
スタジオのアンプスピーカーを
壊さないように
注意いれざるを得ない状況でした。

ライブでも情熱を伝える事を優先するならトライする意味は0ではないと思った

決してLIVEで

・爆音ギター

・爆音スピーカーに耳をあててちょいと失神する

上記2つを実践するべし、
ということを言っているのではないです。

つまりは、
それだけ純粋に音を感じながら
音楽を演奏する事自体を
模索していくことを忘れずにいたい。

という事です。

楽しむことと難聴のどっちをとるのかについて

これまで紹介してきた中では
極端にいうと
以下の2択にさらされるような状況が
あるかもしれません。

  • 適度な音量でギターを鳴らし
    楽しむ
  • 情熱の為に爆音でギターを鳴らし
    難聴のリスクを背負う

私の答えは簡単です。

・難聴は絶対にさけたい

・その上で音楽を純粋に楽しみたい

選択すべき問いではないです。

確かに、
爆音スピーカーに
耳を近づけてからの失神は
ここ一番のハプニングネタ
なのかもしれないです。

ヒヤヒヤとドッキリ、
予想外でかつ斬新な
刺激なのかもしれません。

ですが、
聴覚を一生失いかねないリスクを
背負う価値までは無い
と思います。

冷静にこの先の事を考えて
『情熱の爆音で難聴になった!』は
何の武勇伝にもなりません。

さいごに

今回は、
私が実際に体験した
バンドスタジオでの
物珍しいエピソードについて
紹介しました。

・音楽にむける情熱は純粋に持ち続けたい

・でも身体に関するリスク(難聴)は避けたい

以上が要旨です。

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