ドラクエ4はプレイしたことありますか?
もちろん私はしました。
(社会現象になってましたね)
発売当初の頃でした。
(小学生時代でした)
今回は
そのドラクエ4の内容ではなく、
ドラクエ4のファミカセを
ゲットするまでに越えた
いくつかの苦難について
ピックアップします。
社会現象となった
ドラクエ4にまつわる
末端のエピソードから
一種の情熱を伝えたいと思います。
最初に要旨をのべます。
・第一章のライアンと
出会うまでの苦難がはんぱなかった
って話です
この記事は
- ドラクエ4のカセットをゲットするまでに
途方もない思いをした - 社会現象の末端エピソードを紹介
- DQ4への思いが第0章となった話です
紹介する内容は、
・じゃあいったいなにがあったの?
ってポイントを押さえながら説明します。
では、いきましょう。
なにがあったの?【第0章】
第0章の主人公は私です。
ドラクエ4のカセットを
ゲットするまでの主なクエストは以下。
- CMの『DQ4』
- 発売日が近づくにつれ徐々に高まってくソワソワ感
- 親に対する『三(+数十)顧の礼』もかなわず
- ファミコンショップ巡り
- 発売日
- 整理券!?
- 父からの人生いまだ一回きりのガチビンタ
- 何故か母親が優しくなるという逆転現象
- 受け止めれなかった『品切れ期間』
- 友達の家で観るDQ4
- そして、伝説へすがりこむ
- 意外な出会い(灯台下暗し)
- ドラクエ4のカセット入手(多分1か月近く後)
はい。
第0章は長いです。
順に説明していきます。
CMの『DQ4』
ドラクエ4発売前の
テレビCMの事についての
エピソードです。
ドラクエ4の発売前は
CMではゲーム画面などは
あまり露出してなかったのかな?
そんな記憶があります。
当時、CMの完成度が異常の高いし購買欲を刺激されていた
ドラクエ4のCMで
私にとってインパクトだったポイントは
- スマートな声で『D・・Q・・フォー・・』
- BGMが壮大さをだしてた
(マーチングっぽいやつ)
このCMに関しては。
前作のドラクエ3を
プレイした後の期待感と
その『DQ4』の整合感ただようCMで
冒険に飛び立つしかねぇ!
的な感情しかなかったです。
発売日が近づくにつれ徐々に高まってくソワソワ感
もちろん小学校でも
DQ4の話題でいっぱいでした。
友だちとひたすら同じことを確認する行為のループ
当時、
ゲーム好きの友だちと
話してた内容は
ゲーム好きA:『ドラクエ4買う?』
ゲーム好きB:『買う!』
その問答が
いろんな相手でループするように
でていました。
すでに確認済の相手とすら
何度も確認しあう状態。
『買う・買わん』の
確認行為が謎にループです。
私が『ゲーム好きA』にまわることもあれば、
私が『ゲーム好きB』になるって感じでした。
親に対する『三(+数十)顧の礼』もかなわず
もちろん家でも
その情熱は親に向けられました。
私『ドラクエ4買って』
親『ダメ』
私『○○(友だち)も買うって』
私『まじで楽しいって』× 数十回 (←危険ポイント)
親『うるさい!』
必死になればなるほどマイナスイメージ
そもそも
ドラクエ4で楽しいのは
親ではなく
私だったということもスルーで、
何のちゅうちょもなく
連呼してました。
言えば言うほど、
そりゃだるいですよね(笑)
ファミコンショップ巡り
親からのドラクエ4購入の了承も
難しいなか。
学校が終わると
友だち3,4人と
チャリで行ける範囲で
思いつくファミコンショップにむけて
エリアルーティングしてました。
人間、興味があると無意味なことも苦では無くなる事例
ショップ内に張り出されていた、
DQ4のポスターみたいなやつとかを
かじりつく様に見ては
また別のショップに旅立つ
といった事を
のべ1週間近くは繰り返していました。
今思えば、
『まだ発売されてない』
にも関わらずです。
各ショップ毎に
ただよっている匂いすらも
判別できたレベルまで
上がってました。
通いつめていました。
(今考えたらやばいやつ)
- 「俺、勇者。」
- 「俺、賢者。」
- 「・・・俺は遊び人。」
とか
謎の職業配置もしながらの
行動は3,4人パーティ。
(賢者が人気だった)
ドラクエ4の発売日
親の車に乗ってたのを
思い出します。
ドラクエ4の発売日は
1990年2月11日
それまでに
地元周辺のファミコンショップの位置は
だいぶ完璧に把握していたので、
車で近くを通っていると、すかさず
『ちょっと近いから!見るだけ!』
と謎に親を説得していたのを
思い出します。
(クソガキでした)
まぁ人が並んでましたねぇ。
車の中から横目で
「いいな」と思いながら
おあずけをくらってました。
整理券!?
流石に2度くらい行列店を横目に
おあずけくらった私は
我慢できなくなっていました。
圧倒的に店サーチに全集中。
帰りがけに
新手のファミコンショップ付近を
通っている時に
ふと様子をみると
予想外な光景が目に映りました。
「人、全然いねぇ!」
速攻で、
最後の力を振り絞って
親を説得に入りました。
「あそこのファミコンショップ人いないし買えるから!」
「今がチャンスだから!!」
みたいな内容で
親に情熱をうったえていました。
そして、
親もしぶしぶ車を
そのガラガラのファミコンショップの
横の駐車場に車を停めてくれました。
親「じゃあいっておいで」
またとないチャンス到来
私はダッシュで車を降りて、
これ以上ないドキドキと共に
そのファミコンショップに入りました。
ドラクエ4のカセット(宝)も
結構な数が積まれているのも
確認できました。
そして店員さんに一言
店員さん「ごめんねぇ、売り切れです」
・・・
いやいや、
その時何が起こっているのか
理解できませんでした。
- 結構な数のDQ4カセットが
カウンター後ろに積まれている - そのファミコンショップに人は全然いない
「DQ4あるよね?!?!そこに!!」
と、心の中の叫びが
こみあげてきていましたが留めました。
その時の私の状況把握としては以下。
- DQ4は予約してた方がよい
- でもこのショップはたしか
『予約不可』と張り紙書いていた店。 - でも、発売日当日に店ガラガラで
カセットが山積みされている - それあまってるやつよね?!
このような感覚でした。
整理券システムを知った
そこからの記憶は
ちょっとショックだったのか
飛び飛びですが。
どうやら、
『当日整理券』というものを
配っていたらしいです。
前日から人々が店にならぶ
⇒人多すぎて収集つかないから『整理券』配布(数限定)
⇒発売日当日は整理券を持っている人だけがDQ4ゲット
そりゃ店も
ガラガラにみえますわ。
越えられない壁を
謎に感じた訳です。
ゲットできずです。
父からの人生いまだ一回きりのガチビンタ
ここぞと期待した
『DQ4』ゲッツかと思ったチャンスも
崩れ去ったと同時に、
私はなまごろし状態となっておりました。
そして、
ファミコンショップの
外に停めてあった父の車に戻り
その旨を説明すると同時に
まだメラメラと燃えつづけていた闘志を
ふりしぼり言いました。
「別のファミコン屋にもいってー!いってー!」
(5分以上連呼) ←危険ポイント
その時でした。
オヤジには、ぶたれたことなかったのにー!
『ズゴンっ』⇒『ビーン(聞こえた音)』
父の一喝が
閃光のように瞬きました。
「いつまで言ってるんだ!」
的な一言のみでした。
そして運転を再開し家へ。
(無言の空間が広がっていました)
ここでメモ:
- 父は普段、誰よりも穏やかである
- これまでの人生で
父からこのような閃光のような一喝は
未経験であった
天地がひっくり返ったような
気持ちでした。
何故か母親が優しくなるという逆転現象
家に帰る途中の車内は
もはやスローモーションでした。
そしていつもガミガミとしていた母親が
まさかのフォローを入れてくるほどです。
まさに父と母の立場が
『逆転』していたように感じました。
補足)
次の日から、父は穏やかに
母はガミガミ復活でした。
第0章の道は長い。
受け止めれなかった『品切れ期間』
次の日以降は、
それなりにワンチャン求めて
ファミコンショップに変わらず通っておりました。
しかし、
普通に「品切れ」です。
だんだん現実を受け入れる
そうこう日々を過ごしていると、
私の中ではいくぶん諦めも
でてきていました。
友達の家で観るDQ4
とある日、
DQ4を無事にゲットできた友だちの家に
遊びに行きました。
そしてDQ4を
黙々とプレイしているのを
私も黙々とみておりました。
その時の私の感想:
・敵(ホイミン)が仲間になるのか!
・戦闘BGM斬新や。かっこいい!ドラクエ3と全然ちゃう!
・1章クリアした時の(完)みたいなテロップすげー!
・主人公変わるのか!(第2章突入)
衝撃的過ぎでした。
そして何かパッションが
再度わいてきました。
そして、伝説へすがりこむ
とはいえ、
私はDQ4をゲットしてない人です。
この湧いてきたパッションは
どこにも吐きだされることなく
燃え続けていました。
その後の私の行動は
こうなりました。
・ドラクエ3をもう一回やりだす
DQ4ゲットできずに
ずっとジダンダ踏んでいるのも
良くないものだと。
無意識で悟ったんだとおもいます。
別のものに集中して忘れようとするパターン
しかもその時、
私はドラクエ3を
ある程度極めていたので
余裕しゃくしゃくだったので。
パーティ構成も
「ゆ・ぶ・あ・あ」とかでした。
勇者・武闘家・あそびにん・あそびにん
そんな感じで
黙々とドラクエ3を進めていました。
やり場のないパッションを
ぶつけるかの如くです。
意外な出会い(灯台下暗し)
2,3週間が
すぎた頃です。
そのころは、
DQ3を無心で進めているうちに、
どこかDQ4パッションも
落ち着いてきていたと思います。
家族で普段おとずれていた
大型ショッピングモール(ダイエーだったかな)へ
行った時に無欲でファミコンショップに
立ち寄った時でした。
「普通にちょこんとDQ4があるやんね」
はい。
忘れた頃にやってくるパターン
そのファミコン屋には
特にDQ4を求める行列もありません。
その時の私の感情:
「えっ?普通にDQ4あるけど」
(立ち止まること数分)
メラメラメラメラ!メラメラメラメラ!!
(よみがえるDQ4パッション)
「スマートに親に伝えてみよう。
DQ4がそこにあることを」
(冷静になる)
ドラクエ4のカセット入手(多分1か月近く後)
親への冷静な説得が功を奏し
すんなりとDQ4を入手できました。
私のDQ4『第0章』は
ここで幕を閉じる事になりました。
番外編)ドラクエ4を入手後
私がドラクエ4を入手したのは
発売日から1か月近くは過ぎており、
周りの友だちは
もうクリアしていたと思います。
そのころには
友だちとの間では
DQ4の話題は不思議と
でてこなくなっていました。
(パッションも落ちついていた)
なので、
ネタバレ情報も
あまり把握していない状況。
つまり、
真っ白な心のままで
DQ4の世界に導かれた者となりました。
その後はもちろん、
DQ4の世界にぐいぐいと
引き込まれていきました。
さいごに
今回は、
社会現象となった
ドラゴンクエスト4にまつわる
私のエピソード(私の第0章)を通して
DQ4の影響力を紹介しました。
小学生だったとはいえ
世の中の末端(私)にまで広がってきた
DQ4の影響力は
ほんとうにすさまじいものでした。
そんなとりとめのない内容です。