実際にeSIMって何がどうなるの?日本で使えるの?
色々ついていけません・・・
この記事を読むと
- eSIMについてわかる
- eSIMが利用可能なiPhone機種がわかる
- iPhoneでeSIMを利用可能な国内キャリアがわかる【2020/05月時点】
こんな方におすすめ
- iPhoneを持っていて少しでも月々の利用料金を減らしたいと考えている人
- eSIMを副回線として使用し主回線の通信障害時にバックアップ回線として使いたい人
esimとは
eSIM解説の前に
まず一般的に使われている
物理SIMについて説明します。
物理SIMカード:
・物理SIMカードは通信キャリアとの契約のたびに入れ替えて使用するもの
・お客様電話番号に関する、通信に必要な情報が格納されてある通信キャリアが保持しているデータベースへのアクセスキー
・MNP等による通信キャリア変更が伴う場合、
通信キャリア変更契約+物理SIMカード入れ替えが必要
対して
eSIMとは:
・スマホに内蔵されている
・情報の書き換えが可能
それぞれをもう少しだけ
掘り下げてみます。
eSIMはスマホに内蔵されている
・スマホ本体と一体型のカード
・物理的に抜き差しができない
普段使用しているときに
eSIMカードを目で見ることは
できないのが普通です。
情報の書き換えが可能
・利用したい通信キャリア情報に変更できる
これまで一般的には
MNPなど利用する通信キャリア変更にともない
物理SIMカードを入れ替える必要がありました。
eSIMでは物理カードの
入れ替えが不要になります。
eSIM利用のメリット
・契約した通信キャリアとの
SIMカードの受け渡しが不要
・物理的に取り出す手間がはぶける
・契約における即時性
iPhoneで指定のQRコードを読み込むことで
通信キャリアのプロファイル情報を
設定可能となるためです。
このことによる
メリットを順に見ていきます。
契約した通信キャリアとのSIMカードの受け渡しが不要
eSIMで新規契約した場合は
通信キャリアから送られるSIMカードの
到着を待つ必要はなくなります。
物理SIMの郵送については
住んでいる地域によって
郵送に費やす時間がまちまちでした。
これに対して
WiFi等の通信環境があれば処理可能なので
とくに住んでいる地域ごとの
タイムラグはなくなります。
物理的に取り出す手間がはぶける
SIMピンを使った交換作業は
細かい作業でちょっと手間が
かかっていましたが。
不要です。
契約における即時性
新たに通信キャリアと契約後、
物理SIMカードの交換なしで
即時にサービス利用が可能なので
海外での通信キャリア変更時も
即時性が期待できます。
eSIM利用に関するデメリット
・対応機種が限られる
・iPhoneで利用の場合はSIMロック解除が前提のため、
その手間がかかる場合がある
iPhoneでeSIM対応機種
iPhone SE(第2世代)
iPhone 11
iPhone 11 Pro
iPhone 11 Pro MAX
iPhone XS
iPhone XS Max
iPhone XR
iPhoneXS以降の
比較的新しい機種のみしか
eSIMに対応していないです。
iPhoneで利用の場合はSIMロック解除が前提のため、その手間がかかる場合がある
Appleストアで購入する等の
SIMフリーiPhoneであれば不要です。
ドコモ、au、Softbank等の通信キャリアで
iPhoneを購入した場合は
SIMロック解除の手間がかかるデメリットがあります。
iPhoneでのeSIM対応キャリア
2020年5月の時点で
iPhoneのeSIMで使用可能な
キャリアは3つです。
・Rakuten Mobile(楽天モバイル)
・IIJ mio
・BIC SIM(ビックカメラの格安SIM)
しかし2020年05月で
iPhoneでのeSIM利用は
どこのキャリアも動作保証対象外
とショッキングな状況です。
利用可能だけど、
自己責任でという所です。
Rakuten Mobile(楽天モバイル)
Rakuten UN‐LIMITプラン
・楽天エリアであれば使い放題
・パートナーエリアであれば
5Gまで利用可能(全国)
・1年間無料 ※ただし先着300万人までに限る
・いつでも解約できる
通信速度は大手3キャリアに
引けをとりません。
楽天エリアであれば使い放題
楽天エリアは【2020年5月時点】
・東京・埼玉・神奈川・千葉
・大阪・京都・兵庫
・名古屋
上記のみ、
使い放題となります。
つまり
Rakuten UN-LIMITプランとは
都市部向けの
無制限サービスプランである。
パートナーエリアであれば5Gまで利用可能
パートナーエリア(ほぼ全国)で
月5Gまでの利用だったら
そこそこ快適な通信環境が得られます。
eSIMで利用可能なサービス
・データ通信(楽天エリアなら無制限)
・通話(かけ放題は無理)
・SMS
注意点は
SIMフリーのスマートフォンや
ルーターは動作保証対象外
そして楽天モバイル申し込みの際は
ココに注意
SIMカードタイプ選択が
eSIMになっていることを確認する
デフォルトが
nanoSIMになっているため
後からeSIMに変更するには
手数料3,000円かかってしまいます。
注意が必要です。
Rakuten Mobileに乗り換える場合は
手数料3,000円かからないようご留意下さい
料金について
Rakuten UN-LIMITプラン
(先着300万人まで)
・プラン料金:1年無料➡2,980円/月
・通話30秒20円
・SMS3円70文字
・もちろん着信は無料
IIJmio
プラン名[データプラン ゼロ(eSIM)]
サービスの特徴
・音声通話:不可能➡データ通信のみ
・SIMロック解除必須(SIMフリー端末であれば不要)
・利用可能エリア:docomoと同じ全国エリア
・通信速度は格安SIM品質となり
大手キャリアには及ばないがお手軽に始められる
次に料金
・月額料金:150円/月
・最初の1G :300円
・追加データ(2G~10G):450円
・プロファイル債発行手数料:0円
補足すると
・最初の1G :300円:
要するに
1月最低450円で利用可能
利用しない月=最低維持費:150円
ってことになります。
・追加データ(2G~10G):450円:
2G以降のデータ追加(1G)毎に450円で
10Gまで拡張可能です。
最大10Gで4,500円/月
BIC SIM(ビックカメラの格安SIM)
BIC SIMのeSIMプランは
IIJ mioのサービス
「データプランゼロ(eSIM)」となるので
利用料金もIIJ mioと同じです。
iPhoneXS以降の新しいiPhone機種は主回線・副回線の利用が可能
物理的なSIMカードと
eSIMの2枚が搭載可能なので
DSDS(デュアルシム・デュアルスタンバイ)
が可能となる。
例えば、
・通話はドコモ回線
・データ通信は格安SIM
組み合わせて料金を安くできるっていうメリットがある
搭載SIM2つそれぞれで
通信キャリアを選択できます。
まとめ
日本のeSIM対応は
はじまったばかりです。
iPhoneXS以降の端末で利用可能だが、
実際は動作保証外だったり
音声通話NG
データ通信のみOKという状況です。
・Rakuten mobileのUN-LIMITサービスは
通信速度が大手キャリアに引けをとらないといった特徴
・IIJMIo(BIC SIM)のデータプランゼロは
お手軽に利用開始できるけど、
通信速度の面でいくと格安SIMの範疇となるため、
ちょっとしたときに
使いたいって人に向いているといえます。